スタジオ内中間講評

今日はスタジオ内での中間講評です。

全体の中間講評に進む案を決めます。

全員が中間講評に進めるわけではないのでいつもより皆気合が入っていました。

 

まず、4年生の発表がありました。

一杉くん

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参照してるヴァナキュラーはカッパドキア
崖によって上と下が断絶されている地域に建築をせっけいすることでつなぐ
 
西倉:縦の動線計画とプログラムとのからみ合いがわかるようにしたほうがよい
擁壁をとるならとるっておもいきったほうがよい
前:なぜ崖にたてるのかをもっと言及してほしい
 
山本くん

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陶器工場と老人ホームの集合体を設計する
敷地は寒暖差が大きい岐阜県多治見市
地域には老人ホームがない
登り窯の上下のレベル差を利用したい
 
前:老人ホームをしっかり調べといたほうがいい
あえてバリアフリーに反するようなアイデアをしっかり説明できないといけない
寒暖差が大きいことに言及されていない
もうちょっと木、林業とリンクさせたほうがいい
熱エネルギーのレベル差によって、暖房、給湯などに使ったほうがよい
西倉:建物の全体像が出てきてないのがやばい
 
矢吹くん

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経済原理によって画一化してしまったマンションを設計する。土地の気候差による違いを顕在化させる。
風をテーマとした。
とりあえず、東京都で設計
空室率から抜くヴォイドの割合を算定した
 
前:普通の建物の通風と何が違うのかをはっきり言及してほしい
サプライズをどこに仕込むかが重要
西倉:操作が細かいから意匠系の人に伝わるか不安。イメージを喚起するスケッチで補う必要がある。
 
能上さん

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画一化した小学校を設計する。
活気がある校舎
外でも中でも色んなバリエーションの空間がある学校
外に開く
前:改善したい問題意識が絞れていない。気候の話もほとんどない。
羽鳥:まずマスタープラン、都市的な与件からヒントを得られることもある
 
大國さん
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壁を傾けることで日射取得熱、容積が変わる。
熱取得、容積が違う諸室を組み合わせて、室のムラを作る。
 
前:ルーフポンドをイメージするから調べておいたほうが良い
断面計画だけで平面計画ができていない気がする
上下の熱移動の検討ができていない
末:夏と冬でそれぞれメリットの出る設計の仕方が必要
羽:斜めの形がストラクチャーとして機能して、間仕切りで環境調整
 
小林さん

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カーテンのようなものと風を可視化できる装置としての建築
風のボリュームを可視化
風のリズムを可視化
位置情報を可視化
風の形
 
末光:膨らんだ形の風の状況を知りたい
羽鳥:固定的な建築で動的なカーテンの風を再現しようとすることに限界があるのではないか?
末光:室内にいるときにカーテンがあることで違う風環境は
風の強弱
風のかたまり感
 
米澤君

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タワー型
ボックス型
ランダム型
 
前:何がサプライズになるのか?
涼しいガラス建築
ガラス
谷口:シミュレーションをまわせるあてはあるのか?
前:太陽光から可視光のみをこしとる装置として考える
羽鳥:特殊なガラスはサイズに制限がある。そこもしっかり調べて制約として受け入れる
末光:プログラム、目的が思っているほど伝わっていない。住宅くらいのスケールでシンプルにしたほうがやりたいことが伝わる。ファンズワース邸、グラスハウス、house NAの建て替えとか
 
石綿さん

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シマウマの体表面の特徴を利用
年間を通じた冷房負荷を削減
温度差による住居地域の
サイズの違い
 
末光:敷地はビルの谷間のような風が流れない場所とかがいい
 
小松くん

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凸凹をつくることで風、光を取り込む建築
住宅が密集している場所を敷地とする
末光:断面図にある程度風を感じさせるようなイラストを入れたほうがいい。
谷口:住宅っていうよりはもう少し大きなスケールのほうがおもしろくなるのではないか?
 
Aris

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敷地はギリシャ
気候的特性から地中に建物を埋めるのが効果的であり、昔からされている。
換気を促進できるような建築のボリューム構成をシミュレーションから導いた。
 
末光:ライフスタイルの違いについてしっかり説明しないといけない
 
富山くん

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高くなるにつれて異なる風速にあわせて、建築のプログラムを入れ込む
 
末光:平屋にすることで、変数を絞ったほうがわかりやすいのではないか。高さ方向の風の違いのヒエラルキーが大きければ、密度を帰ることの強さが弱まる
 
ちょーしん

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風を利用した宗教建築
 
末光:宗教建築だと可視化をどうするかがとにかく大事なのでないか?音とか。
前:宗教と環境を結びつけた例をしっかり調べる
 
北潟くん
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日射量の違いによって微気候
多様な環境を準備できるオリンピックの選手村
 
前:東京オリンピックのマスタープランをしっかりリサーチしないと。
カタールで涼しいスタジアムが設計されている
中川:国別の代謝量を考えてみたら?
 
発表が終わったところで、続いて投票です。
まずはM1
 
中間講評に選抜されたのは
米澤君、小林さん、小松君、大國さん、石綿さんです。
 
講師の方々から選抜者へのコメントです。
米澤君
ガラスを勉強している感じをしっかり示す。
模型を作った方がいい。
 
小林さん
いい模型をとりあえず作る。
評価基準の優先順位をしっかりつけないといけない。
 
小松君
前提とする敷地をどういうところに持ち込むのかしっかり決める。
凸凹の作り方、開口のルールが適当だからもう少し詰めたほうが良い
ハノイモデルの失敗をしっかり学ぶ
 
大國さん
タイトルをしっかり決める
決めパースをやりたいことがわかるように作りこむ
キーワード、キャッチコピーによってぱっと伝わるように
垂直の壁ではないことで、どういう意味があるのかを空間的にしっかり提示してほしい
 
石綿さん
風がないところで、風を作り出すってことが大事
風が生まれない敷地をとりあえず決めて提案する
「ほんとなの?」って絶対疑われるから、しっかり理論武装をしておく
 
続いて、B4です。
決選投票までもつれ込んだ末、選抜されたのは、矢吹くん、一杉くんです。
 
選抜された人は、自信をもって発表してください。
選抜されなかった人は、最終で逆転できるように一層がんばってください。